オートチェンジャー対応レコードについて

1960年代後期〜1970年初頭に生産されたレコードには、「オートチェンジャー機能付きレコードプレイヤー」での使用を前提にしたものが存在します。具体的にはジミヘンのエレクトリック・レディランドやオールマンのフィルモアイーストといった2枚組以上の長尺作品がそれにあたります。
現在、オートチェンジャー機能付きのプレイヤーは生産されていないため、ほとんどの場合は通常のレコードプレイヤーでこれらのレコードを再生することになると思います。しかし、通常のレコードとは再生する順番が異なるため少し面倒になります。

通常は、
disc1.A面(side1)/B面(side2)
disc2.C面(side3)/D面(side4)
なので、disc1両面が終わってからdisc2を再生します。

しかしチェンジャー対応盤は、
disc1.A面(side1)/D面(side4)
disc2.B面(side2)/C面(side3)
という作りになっています。つまり正しい曲順で聴くには、disc1片面が終わったらdisc2へ変更、両面を再生し、それが終わったらdisc1の裏面へ変更する必要があるのです。

更に3枚組になると、
disc1.A面(side1)/F面(side6)
disc2.B面(side2)/E面(side5)
disc3.C面(side3)/D面(side4)
といった作りです。正しい曲順で聴くのがとても大変です。

下の動画はヴィンテージのフルオートレコードプレイヤーでオートチェンジャーが作動するところです。トーンアームがレコード最内周部まで到達すると、元の場所へ戻り重なっていた次のレコードが再生されます。

凄い仕組みです。

対応レコード自体は数年しか生産されなかったみたいですが、2枚組以上のオリジナル盤は上記したようにチェンジャー仕様の物がありますので気に留めておいてください。

昔に、エレクトリック・レディランドのUS盤を購入したとき、こういった物が存在したことを知らなかったので、プレスミスを引いてしまったのだとガッカリした思い出があります。もちろんプレスミスではありません。オリジナル盤に興味が出て古い中古レコードを買い始めると、どこかでぶつかるかと思いますので記しておきました。

当店では該当する場合は商品ページ内に記載しています。

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店長:タナカナオ


TD124mk2との出会い、レコードのことetc...
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